20万km走行後クラッチ紹介（DIY無し）

　4年前の車検時あたりからケミカル製品（ワコーズのエンジンシールコート）に頼っていたオイル漏れですが、わずかではありますが着実に状態が悪化していくため、精神衛生上も良くないので今回の車検を機に各部のオイルシール交換を決断しました。交換したいオイルシールは、クランクシャフト前後、トランスミッションフロントシャフトのオイルシール。さらにここまで手を入れるなら20万kmも超えたので定番のベルト類、ウォーターポンプ、カムシャフトオイルシール、クランク角センサオイルシール、そしてクラッチ交換、クラッチマスター、クラッチレリーズOHもしてもらいました。作業はすべて車検と一緒にディーラーにお願いしたので、作業内容の紹介は無し。今回は比較的珍しい（NAロードスターでは当たり前？）20万km走行後のクラッチ状態の紹介です。

　クラッチ板の残厚は、リベットとフェーシング面（クラッチ板表面）までの距離がNA6CEの整備書に限度値（0.3ｍｍ）として規定されていたのでノギスで測ってみると、浅いところで1mm。NA8Cの整備書が無いのでNA8Cの限度値は知りませんが、NA6CEとそんなに違わないと思うのでクラッチ板はまだ使えた模様。

クラッチ板の磨耗は想像していましたが、組み込まれていたコイルバネも磨耗してました。こんな箇所も磨耗するのね。

　個人的にもうひとつ驚いたのはクラッチカバーのダイヤフラムスプリングの磨耗。クラッチレリーズベアリングと接触している部分が減っていました（深さ約0.7mm）。使い方によってはクラッチ板が駄目になる前にダイヤフラムスプリングが折れることもあるのでは？

　今回の車検時に交換した部品の一部を紹介。交換後に思い出したんだけど、見栄を張ってノーマルエンジンなのにNBターボ用のクラッチにでもしておけば良かった（笑）

　 　
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